観光地や宿泊施設、文化施設、地域の風景など、その場所ならではの魅力を映像で伝える方法のひとつが、ドローン空撮を取り入れた観光PR動画です。
地上からの撮影だけでは伝えにくい施設の全景や周辺環境、自然の広がりなどを上空から見せることで立体的な映像になり、「その場所に行ってみたい」と感じてもらえる映像表現が可能になります。
一方で、ドローンを飛ばせば魅力的な観光PR動画になるわけではありません。
地上撮影とドローン空撮をどのように組み合わせ、誰に、何を伝えたいのかを考えて映像を構成することが重要です。
この記事では、観光施設や地域のPRを検討している方に向けて、ドローン空撮を活用した観光PR動画の特徴や制作のポイントをご紹介します。
ドローン空撮が観光PRと相性の良い理由
観光PRでは、施設そのものだけでなく、
「どのような場所にあるのか」
「周囲にはどんな景色が広がっているのか」
「その場所を訪れると、どのような体験ができるのか」
まで伝えることが大切です。
ドローンを使うことで、地上のカメラとは異なる視点から、場所と周辺環境との関係を一つの映像として見せることができます。
施設や観光地の全体像を伝えられる
ホテルや旅館、キャンプ場、神社仏閣、公園、観光施設などは、地上から撮影すると建物の一部分しか映せないことがあります。
ドローン空撮なら、施設全体とその周辺を俯瞰し、
「どのような場所なのか」
を短時間で伝えることができます。
自然や地域のスケール感を表現できる
山、海、湖、川、田園風景などは、ドローン空撮と非常に相性の良い被写体です。
地上から見て美しい風景も、上空から見ることで地形や自然の広がりが見え、印象が大きく変わります。
単なる「きれいな景色」ではなく、その地域ならではの景観そのものを観光資源として見せることができます。
場所と人との関係を見せられる
観光PR動画では、景色だけでなく「そこで人がどう過ごしているか」を見せることも重要です。
例えば、
- 海辺を歩く
- サイクリングを楽しむ
- キャンプ場で過ごす
- 神社の参道を歩く
- 展望台へ向かう
といったシーンを上空から撮影すると、人物と周囲の風景を同時に見せることができます。
これによって視聴者が、自分がその場所を訪れたときの体験をイメージしやすくなります。
ドローンだけではなく「地上撮影」と組み合わせる
観光PR動画を制作する際、NoticeLeeが大切にしているのが、ドローン映像だけで構成しないことです。
ドローンは場所の広さや位置関係を伝えることには優れていますが、人の表情や料理、施設の細かな魅力などを伝えるには地上撮影が適しています。
例えば、
ドローン空撮
→ 地域や施設の全景を見せる
地上撮影
→ 人・料理・客室・体験などを見せる
ドローン空撮
→ その場所を取り巻く風景へ広げる
といった構成にすることで、映像にメリハリが生まれます。
「ドローンで何を撮るか」ではなく、映像全体の中でどこにドローンを使うかを考えることが重要です。
どのような観光PRに活用できる?
ドローン空撮を取り入れた映像は、さまざまな施設や地域のプロモーションに活用できます。
たとえば、
- 自治体・観光協会の地域PR
- ホテル・旅館・リゾート施設
- キャンプ場・アウトドア施設
- 神社・寺院・文化施設
- 公園・庭園
- 観光スポット
- 商業施設
- 地域イベント
- インバウンド向け観光PR
などです。
完成した映像も、Webサイトだけでなく、YouTube、InstagramなどのSNS、デジタルサイネージ、展示会、観光案内など、さまざまな媒体で活用できます。
そのため制作前に、「どこで映像を使うのか」まで考えておくことをおすすめします。
自治体や観光協会でPR動画を制作する場合は、映像の使用方法だけでなく、誰に何を伝えるのかを企画段階で整理することも重要です。
自治体・観光協会のPR動画制作で考えておきたいポイントについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
→ 自治体・観光協会のPR動画制作|地域の魅力を伝える企画・撮影のポイント
観光PR動画は「誰に見てもらうか」から考える
映像制作というと、最初に「何を撮るか」を考えがちです。
しかし観光PRでは、その前に、
誰に見てもらいたいのか
を整理することが重要です。
例えば同じ観光地でも、
ファミリー層に向けたPRと、海外からの旅行者に向けたPRでは、見せる場所も映像のテンポも変わります。
若い世代へのSNS発信であれば短い縦型動画が適していることもありますし、自治体や観光協会のWebサイトで使用するのであれば、その地域を丁寧に紹介する映像が適している場合もあります。
つまり、
撮影 → 編集 → 発信
ではなく、
目的 → ターゲット → 発信方法 → 撮影
という順番で考えることが、観光PR映像では重要です。
ドローン撮影には事前確認や許可が必要な場合があります
観光地や施設でのドローン撮影では、映像表現だけでなく、安全管理と事前の確認も重要になります。
飛行する場所や方法によっては、航空法に基づく飛行許可・承認が必要になる場合があります。また、航空法とは別に、自治体の条例や施設・土地管理者などへの確認・手続きが必要になる場合もあります。国土交通省も、飛行許可・承認とは別に、飛行地域の規制や管理者への必要な手続きを確認するよう案内しています。
国土交通省
そのため観光PR撮影では、
「飛ばせる場所だから撮影する」
のではなく、
撮影目的・飛行場所・周辺環境・安全確保を事前に確認したうえで撮影計画を立てること
が必要です。
NoticeLeeでは、ドローン空撮を含む撮影について、飛行条件を確認しながら撮影計画を検討しています。
観光PR動画制作の基本的な流れ
制作内容によって異なりますが、おおまかには次のように進みます。
1. ヒアリング
PRしたい施設・地域、ターゲット、映像の使用目的などを確認します。
↓
2. 企画・撮影内容の検討
地上撮影とドローン空撮をどのように組み合わせるかを考えます。
↓
3. ロケーション・飛行条件の確認
ドローン飛行の可否や必要な手続き、安全な飛行経路などを確認します。
↓
4. 撮影
ドローン空撮と地上撮影を行います。
↓
5. 編集
撮影した素材から、PRの目的に合わせて映像を構成します。
↓
6. 納品・活用
Webサイト、SNS、YouTube、イベントなど、使用媒体に合わせて映像を活用します。
ドローンは「空から撮るための機材」だけではない
ドローンの特徴は、高い場所から撮影できることだけではありません。
ゆっくりと施設へ近づいたり、人物を追いながら風景を見せたり、地上では難しいカメラワークを行うこともできます。
重要なのは、派手なドローン映像を作ることではなく、
「その場所の魅力を伝えるために、どの視点が一番適しているか」
を考えることです。
地上カメラとドローン、それぞれの特徴を活かして映像を組み立てることで、その地域や施設ならではの魅力をより立体的に伝えることができます。
観光・地域PR映像の制作をご検討の方へ
観光地や施設の魅力は、文章や写真だけでは伝えきれないことがあります。
周囲の風景、そこを訪れる人、空気感、そして場所全体のスケール。
ドローン空撮と地上撮影を組み合わせることで、「どんな場所なのか」だけではなく「そこでどんな時間を過ごせるのか」まで伝える映像を目指すことができます。
NoticeLeeでは、映像制作とドローン空撮を組み合わせた、観光・地域PR映像の制作に対応しています。
企画段階からのご相談も可能です。

